引きこもり脱出ガイドブック

~人生逆転を狙う人へ~

ハイレベルな挑戦よりも地道な努力

引きこもりにありがちな考え方が、何かハイレベルな資格を取得して一発逆転を狙おうというものだ。弁護士試験や司法書士試験が対象になる場合が多いのは、自宅ででも一応試験勉強ができるからだろう。ただし、これらの試験は合格率が数%しかないのが普通で、独学で頑張ってもなかなか合格することは難しい。一発逆転を狙うのではなくて、できることから地道にステップアップしていくほうが、むしろ将来的な成功は約束されるものである。

こういった考え方がなかなかできないのが、長く引きこもりを続けている人達なのだ。彼らは、自尊心が肥大化していて、なかなか一から頑張ろうという気分にはなれないものだ。他人と同じラインからスタートするのでは遅いという意識が邪魔をして、とにかく一刻も早く上に行きたがる傾向が強い。そういった理由から、弁護士や司法書士試験のようなハイレベルで、取得すれば一気に上に行くことのできるものに魅力を感じるわけである。

こうした考えに陥っている人には、まずはしっかりと現実を認識させることが必要となる。模擬試験を受けさせるなどして、合格が厳しいものであると認識させるのも悪くはない方法だ。さらに、自分にはできることがたくさんあるのだと認識させることも必要になるだろう。実際、引きこもりの経験があったとしてもまったく問題ない仕事は世間には山のようにあるからだ。働いてみれば、その仕事を好きになるというケースもよくある。